鼎(ゲイ)のライフスタイルに関するコラム

ゲイ

LGBTとHIP HOPとの融合 "西新宿パンティーズ"

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今まで何回も取り上げてきた西新宿パンティーズ

One more step!!(渋谷club asia)やドラマチック presents after talk(恵比寿BATICA)、そしてオネエスタイルダンジョン(二丁目AiSOTOPE LOUNGE)など都内のクラブイベントでもひっぱりだこなHIPHOPユニットだ。

しかし、彼らの大きな特徴は、メンバーの多くがセクシャルマイノリティであること、そしてパンティーを被って歌うということだ。ゲストを度々迎えるなど流動的に活動している彼らだが、主要メンバーのSnoopバタ子、あでぃぽい、Sax奏者尺八は実際にゲイであり、それを公にしている稀有な存在だ。

そしてファッションアイテムとしてパンティーを頭に被ってしまう、と言うと変態仮面を想像するかもしれないが、どちらかというと東京喰種の仮面に近いオシャレな使い方をしている。なんなら多めにパンティーも持っていき、会場で配ってお客さんにもパンティーを被ってもらうという演出まである。
しかも「経費が落ちないのでパンティーは回収させて頂きます」というアナウンスまでされるというぶっとんだオチまでついている。完全な色物売りだが、これがなかなか良い曲を歌っているのだ。

◆パンティー七日間戦争
デビュー曲の「パンティー七日間戦争」はMuroやTwigy、You The Rockなどにビートを提供してきたBEN THE ACEが手掛けたオールドスクールチューン。シンプルなトラックながらも、尺八によるサックスがスパイスとなって全体を締める。
<パンティー被りは遊びじゃねえぞ><ケツ貸しな、アミーゴ><まだ前戯だからイっちゃだめ><繰り出す得意技はディープスロート>などパンチラインを連発し、話題を呼んだ。
https://youtu.be/lq8DTDpNR8M

◆This is how we chill from 222'til…
その後はあの曽我部恵一も参加して話題となった猫曲を集めたコンピ『ベスト オブ ハバねこポッセ 2』に「This is how we chill from 222'til…」で参加。ビートを手掛けたのはDJ Oniだが、タイトルでわかる通り、Souls of mischiefの「93' TIL INFINITY」をオマージュ。
現在MOUSOU PAGERの一員として大活躍しているKING OF Twitterこと、showgunnが参加したこのチルソングは、MVがスペースシャワーTVで放送されて注目を集めた。

https://youtu.be/_nXnGBCUZyU

更にハバねこポッセ企画のリミックスコンテストで優勝をしたトーニャハーディングによるリミックスはワクワク感溢れるパーティーソングに仕上がっているのでぜひ聴いてもらいたい。

https://soundcloud.com/tonya_harding/thisishowwechillfrom222tilremix

◆君に壁ドン
その次に公開されたのは名曲として名高い「君に壁ドン」。トラックはあのDOTAMAと共同名義でアルバムを出したという輝かしい実績を持つKuma the Sureshot。EVISBEATSの「ゆれる feat.田我流」を一部サンプリングするなど、Kuma the Sureshotらしい遊び心が光る。そしてShowgunnをまたもゲストに迎えている。そんな豪華さで固めながらも<太さよりも絶対硬さを重視><俺はセレブ御用達股間のルンバ><全ての尿検査で陽性>など、とんでも無いパンチラインが繰り出される。

https://youtu.be/OvhBgb2JHhI

◆SHINJUKU WEST COAST EP
そしてようやく1stEP『SHINJUKU WEST COAST EP』が発表となった。「君に壁ドン」も収録となるこのEP。1曲目の「明日に向かって被れ」はこれまでmixを手掛けていた8ronixによるジャジーな仕上がり。8ronixは元々インスト曲を発表していたが、MC松島とコラボした『ニュートラル』で更に注目度を上げている。2曲目の「悪い奴ほどよく被る」もTOSHIKI HAYASHIによる90年代ミドルスクール直系のHIPHOPに仕上がっている。西パンのビート制作陣、実に渋いところをついてくる。

https://itunes.apple.com/jp/album/shinjuku-west-coast-ep/id1089506097

音源だけでなく、ライブもパワフルだ。showgunnだけでなく、umanekoのイケメンラッパー・イチヨンがライブにゲスト参加したこともあった。あまりに下ネタにまみれたMCに「最低!」と呆れる女子がいたという噂もあったが、逆にその独特な世界観に魅了されている女子は多い。STUTSのリリパなどでもプレイをした人気DJのKUMIKOやCINDERELLA MCBATTLEの出場も記憶に新しいYasco.など業界の中でも女子からの支持は厚い。

「パンティーを被る」とはどういうことなのか。それを皆の心に問いかけてくる存在、それが西新宿パンティーズだ。

「パンティー被りは遊びじゃねえぞ」

常識だとかモラルだとか足枷に囚われずに彼らは今日も明日も気の向くままに好きだなけパンティーを被る。「今日はとっても嫌なことがあった」。そんな時は西パンのライブに行って、好きなだけパンティーをかぶって飲んで踊ろう。


■西新宿パンティーズ公式Twitter

https://twitter.com/nishishinjyukup


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