鼎(ゲイ)のライフスタイルに関するコラム

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代々木公園のアースガーデンに行ってみよう!

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1月21日、代々木公園で開催されたearth gardenに行ってきた。

アースガーデンは季節毎に代々木公園で開かれるフェスだ。アースガーデンという名前の通り、オーガニック&エコロジカルなライフスタイルを人々に提案しながら、音楽やアート、更にグルメを楽しむこともできる。代々木公園で音楽が鳴り響き、特大のキャンバスでライブペイントが描かれ、オーガニックの素材で作られたフードやお酒を出すお店が並ぶ。自然の恵みを利用して作られた服やアクセサリーなどを販売する露店もある。LGBTイベントではないが、女性に嬉しい布ナプキンに関するトークショーも開かれたりするので、ジェンダー関係なく楽しむことができる。

真冬真っただ中だったけれど、幸いにもこの日は天気も良好。買い物を楽しむ方、音楽を楽しむ方、沢山の人で溢れていた。中にはアースガーデンが開催されていることを知らずに代々木公園を散歩していて、ついつい立ち寄ってしまったという方もいただろう。

野外ステージ方面、そしてNHKスタジオ方面、それぞれに音楽ブースが設けられ、音楽シーンの最前線で活躍するアーティスト達が無料でライブを行う。

あたしがNHKスタジオ方面の音楽ブースに到着した際にはラッパー・田中光のライブが既に始まっていた。
田中光は数々のMCバトルを闘い抜いてきた実力派のラッパーだ。近年は活躍の場をクラブだけでなく、フェスなどに広げ、新たなファンを獲得している。MCバトルを主催している戦極caicaから出た彼のアルバムに収録された楽曲はジャジーなトラックが多く、スキルに長けた彼のラップもとてもスマート。屋外で聴くのにぴったりだ。ラッパーというとダボっとした服装に短髪というステレオタイプな人物像を想像しがちだが、田中光は髪も長くてスレンダー。代々木公園という都会の緑地スペースがとても似合う。そして彼の「purity」という曲のMVでは実際に過去のアースガーデンでロケが行われている。

田中光 / purity(YouTube)
https://youtu.be/mGnPm1cVL8Q

そんなアースガーデンと相性ばっちりの田中光の生ライブはもちろん良かった。少し寒くて澄んだ空気の中で響き渡る綺麗なトラック、そしてスマートなのに勢いがある田中光のラップ。聴いていてとても気持ちが良い。HIP HOPなんかと縁がなさそうな妙齢の女性が立ち止まって見入ってしまうほど。また、他のクラブイベントで田中光を見てファンになり、再度見に来たというお客さんもいたのが印象に残っている。その方は物販コーナーで田中光のアルバムを購入していた。

そして気になる布ナプキンのトークショー。布ナプキンのメリットをわかりやすく丁寧に解説していた。「ゴミを減らすだけではなくて、生理痛が軽くなるというお声を多数頂きます」紙ナプキンにはない通気性の良さが蒸れを防ぎ、生理のストレスを軽減するのだろうか。男性ながらも布ナプキンの魅力を知ってしまった。

ブースでは再度ライブが始まる。奏者はAuto & Mst。インストゥメンタルバンドだが、アースガーデンを始めとして千葉・白浜や新島など様々なフェスに積極的に出ている。カーリージラフのような温かみのある音にケンモチヒデフミの繊細さをミックスしたようなサウンド。Mstが放つ高音のギター音がとても心地よく響く。野外なのにも関わらず、これだけ綺麗に音がでるのはAuto自らセッティングしたスピーカーのおかげだろう。気持ちが良くてお酒がついつい進んでしまう。

Autoも以前からアースガーデンに出演しており、東日本大震災を追悼する代々木公園のイベント、Peace On Earthにも出演したという実績の持ち主だ。観客の中にはリピーターも輩出しており、何人かの顔見知りが挨拶をしにくる。すっかりアースガーデンの顔となりつつある。

AutoTent / Trip in Niijima - Sunset beach mix(soundcloud)
https://soundcloud.com/abstractlife/trip-in-niijima-sunset-guiter

その傍らでキャンパスに黙々と絵を描き続けるのはオオヤサヤカSTONE63だ。オオヤサヤカはアパレルデザイン出身という珍しい経歴のペインターだ。動物のイラストを得意としている彼女は、新年会として開催された今回のアースガーデンのために、酉年にちなんでダイナミックな鳥を描く。

そしてSTONE63もまたラッパーとしてアルバムを出しながらもペインティングを続けるキャリアの長いアーティストである。国内のライブペインティングコンテストで一位に輝いたこともあるほどの実力派で、現在も様々なクラブイベントに呼ばれてライブペインティングを披露している。今回の彼らの合作はアブストラクトな色使いがとても特徴的だったが、さまざまな方が立ち止まって彼らの作品を眺めていた。そんなアートを楽しめるのもアースガーデンの魅力だろう。

TENTスペースの最後の出演者はTKda黒ぶち。彼も数々のMCバトルで結果を残してきたラッパーである。現在もabema TV FreshのHip Hop番組「らっぷの時間」に出演するなど多方面に渡って活躍している。しかも今回のライブはサックスの生演奏付き。ジャジーなトラックに歯切れのよいTKda黒ぶちのラップ。大迫力のライブに代々木公園を行き交う人々が足を止めて楽しんでいる。

演奏を終えるとふと1人の女性が物販コーナーにかつかつと歩いてきてこういった。「あの方のCDってこれで全部かしら?」よっぽど気に入ったのだろう、販売しているCDの在庫全てを手に取っていた。「でも全部買ったら他の人が困るわよね」と笑みを浮かべながら一枚だけCDを陳列棚に戻し、代金を払っていった。友人にでも配るのだろうか。こういうサプライズがあるからフェスは楽しい。

TKda黒ぶち / 種
https://youtu.be/P2q0mJoPs6Y

楽しめるのは音楽だけではない。フードだって中々だ。オーガニックポークを使用したハンバーガーは肉本来の旨味が引き立つ逸品だった。そして寒くても美味しいオーガニックビール。他にも蜂蜜ジンジャードリンクやシフォンケーキなど、手作りの優しいフードを楽しむことができる。ちなみにフードに使われていた食器やスプーンは回収してくれる。
他には焼き物、アクセサリーなど雑貨を出すお店も多数あった。中でもショッキングピンクの猫などアバンギャルドなクッションを出すお店「OneCushion」は人気があり、立ち止まって商品を手に取って見ていくお客さんがとても多かった。

今回は冬の開催だったが、季節ごとにアースガーデンの楽しみ方も変わってくる。今度は3月にアースガーデン共催でPeace On Earthが日比谷公園で開催されるという。ライブも開催されるのでぜひ足を運んで春の野外公園を楽しんでもらいたい。

Photo by unoki kenji & kanae

◆Peace On Earth
http://peaceonearth.jp/


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